1970年代は、大学生時代にダイビング指導を受けた際、たまたまNAUIの講習を受講。いまでこそ当たり前ですが、ダイビングマニュアルを使っての学科受講。完全合宿形式の4泊5日。プールトレーニングは伊豆海洋公園での50mプールと4m潜水プール、海洋実習と朝から晩まで「泳ぎ、泳ぎ、潜り、潜り。そして学科」の連続のトレーニングだった。インストラクター1名にアシスタントインストラクター2名の陣容でのトレーニングだった。受講生は6名の規模でしっかりした講習内容だった。
実は訳あって1977年から1979年までNAUI本部が初めて作成したPROマニュアルの翻訳を始めた。日本語の初心者とインストラクター育成のマニュアルの翻訳に携わった。当時のNAUIモットーが「Safety through education」だったことも魅力の虜になりました。「最愛の娘を預けても大丈夫かぁ」と教育を通じて安全なダイビング指導の方針に魅了された。1983年にアメリカで開催された世界中のコースディレクター200名が集まってのコースディレクタートレーニングに参加、デモンストレーション技術で最高点を獲得することができたことは一生の誇りとなりました。帰国後、他のコースディレクターとともにデモンストレーション技術を映像として残し技術研修の重要性を実感した。
哺乳動物なるが故に水中環境への適応力を、如何に養うかが重要になります。そのためにダイビング技術の定着は、スモールステップでの技術指導が必須となります。指導する技術の基本技の構成要素が重要性になっています。指導技術の原点に戻って丁寧な積み重ねを実践した指導を試みたいと思っています。
沖縄本島を基点としてガイドダイバーの安全対策トレーニングを所属潜水指導団体問わず実施しています。2010年より沖縄県消防学校の水難救助課程の指導教官も拝命している。沖縄県内全消防本部所属の水難救助隊員の育成を担当しています。大学ではスポーツ健康学科学生対象に医療用酸素を使ったファーストエイド、スノーケリング実習を指導している。
沖縄県内全域
ガイドダイバーの安全対策向上のためのトレーニングも継続し、より実践的な内容を取込ながら実施したい。
医療用酸素を用いての救命トレーニングを、もっと普及させたい。